PDFの最適化ver5.0
大きすぎるファイル容量をメール添付可能なファイル容量に変更できる「PDFの最適化」のご紹介です。
校正時、軽快に作業ができるようになり、大変便利です。
「最適化」設定画面を開く
①最適化したいファイルを開きます。
②PDFモード画面左上の「ファイル」 をクリックし、表示されたメニューから「その他の形式で保存」をクリックします。
表示された一覧から「最適化されたPDF」をクリックしてください。

設定項目一覧
「最適化」設定画面構成
最適化メニューが開きます。左側に「設定項目切り替えエリア」、右側に「設定項目エリア」が表示されます。設定項目切り替えエリアの各項目は、チェックを入れると有効化します。
設定を終えたらOKボタンを押します。

設定項目切り替えエリア
設定項目は全部で5種類あります。それぞれの項目は、チェックを入れると有効化されます。
- Aユーザーデータの削除
配布した際に他人と共有したくない個人情報を削除できます。 - Bオブジェクトの削除
PDFモードまたは、その他のアプリケーションで作成されたオブジェクトを破棄できます。 - C画像
カラー画像、グレースケール画像、白黒画像、およびダウンサンプリング画像の圧縮に関するオプションを設定できます。 - Dフォント
配布先とフォントを一致させる必要はない場合、フォントを埋め込まないことでファイルサイズを小さくできます。 - Eクリーン
不要な項目を文書から削除できます。

ユーザーデータの削除
- 全てのコメント、フォーム、マルチメディアを削除
PDFからすべてのコメント、フォームフィールド、およびマルチメディアを削除します。 - ドキュメント情報とメタデータを削除
PDFからすべてのドキュメント情報とメタデータを削除します。 - 添付ファイルを削除
PDFから添付ファイルを削除します。 - 外部リンクを削除
PDFから外部リンクを削除します。 - 他のアプリケーションの個別情報を削除
PDFから他のアプリケーションの個別情報を削除します。

オブジェクトの削除
- フォームの送信、インポートを削除し、アクションをリセット
フォームデータの送信または取り込みに関連するすべての操作を無効にし、フォームフィールドをリセットします。 - JavaSprictアクションを削除
JavaScriptを含んだPDFのプログラムアクションをすべて削除します。 - 代替画像を削除
低解像度での画面表示や、高解像度での印刷などの様々な目的に対応するために複数含まれている同じ画像を削除します。 - 埋め込まれたページのサムネイルを削除
埋め込まれたサムネイルを削除します。 - 断片化された画像を検出して統合
薄いスライスに分割された画像やマスクを探し、これらのスライスを1つの画像やマスクに統合ができます。 - 埋め込まれた印刷設定を削除
ドキュメントに埋め込まれた印刷設定(ページの拡大/縮小や両面印刷モードなど)を削除します。 - ブックマークを削除
埋め込まれたブックマークを削除します。

画像
カラー、グレースケール、白黒画像の圧縮オプションや画像のダウンスケールオプションを設定できます。画像をダウンスケールして圧縮し、ファイルサイズを小さくできます。

- ダウンサンプリング
画像の解像度を下げることでファイルサイズを小さくします。元のカラーピクセルを組み合わせることで、より大きなピクセルを生成します。
- バイリニアダウンサンプリング
サンプル領域内のピクセルの平均を計算し、領域全体を指定された解像度のピクセルの平均色に置き換えます。 - ニアレストネイバーダウンサンプリング
サンプル領域の中央のピクセルを選択し、領域全体を選択した色に置き換えます。高速ですが、生成される画像は粗くなります。 - バイキュービックダウンサンプリング
加重平均を使用してピクセルの色を決定します。複雑な計算には時間がかかりますが、情報の損失が少なく、自然な画像が得られます。
- バイリニアダウンサンプリング

- 圧縮
不要なピクセルデータを削除することで、ファイルサイズを縮小します。
- JPEG2000
ビジュアルデータを失うことなくファイルを圧縮するため、JPEGよりも優れた画像解像度を提供します。可逆圧縮であるため、JPEGよりもサイズが大きくなります。 - JPEG
写真などのカラーグラデーションを含む画像に高い圧縮率を提供します。 - ZIP
単色で塗りつぶした大きなイラストや、単色を組み合わせたパターンに適しています。
- JPEG2000
- リサイズする場合のみ画像を最適化
画像がファイルサイズを大きくするように設定されている場合、画像は最適化されません。

フォント
フォントの埋め込みは、作成したPDFで使用しているフォント(文字の種類)を保持することで、どのパソコンでも同じようにPDFを表示できる機能です。ただし、フォントを埋め込むとPDFのサイズが若干大きくなります。また、使用するフォントの種類によってPDFファイルのサイズが変わります。
- 全てのフォントを埋め込む
フォントを埋め込むことにより、PDFを開く側の環境に同じフォントがなくても、オリジナル通りにフォントを表示・印刷できます。 - 全てのフォントを埋め込まない
フォントを埋め込まないことにより、ファイル容量が軽くなります。
※PDF内で使用されているフォントが受け取り側のコンピュータに存在しない場合、文字化けして表示されてしまう可能性があります。 - 全ての埋め込みフォントをサブセット化する
有効にすると、フォントの全ての文字を埋め込むのではなく,ドキュメントで使用されている文字だけを埋め込みます。

クリーン
- 無効なブックマークを削除
削除された文書内のページに残ったままのブックマークを削除します。 - 無効なリンクを削除
移動先が無効なリンクを削除します。 - 重複フォントを削除
重複したフォント情報を削除します。 - 重複画像を削除
内部的に重複した画像を削除します。 - 重複フォームを削除
内部的に重複したフォームを削除します。
